北京大学蔵西漢竹書とは? わかりやすく解説

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北京大学蔵西漢竹書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/25 16:00 UTC 版)

北京大学蔵西漢竹書
通称 北大漢簡
作製年代 前漢中期
発見年月 2009年1月11日
入手経路 校友が北京大学に寄贈
所蔵者 北京大学出土文献研究所
釈文 北京大学出土文献研究所 『北京大学蔵西漢竹書』上海古籍出版社、2015年。 
図版 同上
資料データ
種別 竹簡
数量 3346枚(総数)
2300枚以上(完整簡)
寸法 長さ30.2-30.4cm
幅0.9-1.0cm[1]
内容 「蒼頡篇」、「趙正書」、『老子』など
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北京大学蔵西漢竹書』(ペキンだいがくぞうせいかんちくしょ)は、『北大漢簡』(ほくだいかんかん)ともいい、中国北京大学が所蔵する前漢竹簡群である。

概要

2009年1月11日、海外流出した大量の前漢の竹簡が北京大学に寄贈された。竹簡の総数は3346枚、そのうち完整簡は2300枚以上におよぶ。竹簡の年代は前漢中期にあたり、その多くは武帝期に書写されたものと考えられている。

  • 蒼頡篇」86枚
  • 趙正書」51枚
  • 老子」280枚
  • 「周馴」221枚
  • 「妄稽」107枚
  • 「その他」31枚
  • 「反淫」59枚
  • 日書」695枚
  • 「日忌」414枚
  • 「日約」183枚
  • 「揕輿」77枚
  • 「雨書」65枚
  • 「六博」49枚
  • 「荊決」39枚
  • 「節」65枚
  • 「医書」711枚

参考文献

釈読

  • 北京大学出土文献研究所 『北京大学蔵西漢竹書』上海古籍出版社、2012-2015年。 
  • 早稲田大学簡帛研究会「北京大学蔵西漢竹書『趙正書』訳注」『史滴』第40巻、早稲田大学東洋史懇話会、2018年、71-106頁、ISSN 0285-4643NAID 40021837355 

概説

  • 工藤元男『占いと中国古代の社会 発掘された古文献が語る』(2011年東方書店
  • 横田恭三『中国古代簡牘のすべて』(2012年二玄社
  • 中国出土資料学会 『地下からの贈り物 : 新出土資料が語るいにしえの中国』東方書店〈東方選書〉、2014年6月1日。ISBN 9784497214119 

論考

脚注

  1. ^ 藤田 2012, p. 112



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