労働者とコルホーズの女性
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「ヴェラ・ムーヒナ」の記事における「労働者とコルホーズの女性」の解説
ムーヒナの最も有名な作品は『労働者とコルホーズの女性(英語版、ロシア語版)』である。1937年のパリ万博でソ連パビリオンの頂上に置かれたこの巨像は、世界で最初にスポット溶接を用いて組み立てられた立体像でもあった。高さは24.5メートル、重量は75トンに達し、木材で組んだ骨組みの周囲に、ステンレス鋼の鋼板をスポット溶接で継ぎあわせて組み立てられており、その建設には先進的な技術が導入された。労働者像はハンマーを、コルホーズ女性は鎌を掲げており、ソ連のシンボルである鎌と槌を表現している。1947年にはモスクワの大型展示場・全ロシア農業博覧会(現在の全ロシア博覧センター)に恒久設置され、シンボル的な存在となった。この像はソ連の映画会社モスフィルムのロゴにもなっている。2009年には改修を終えてより大きな台座の上に設置された。
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