加藤千恵 (歌人)とは? わかりやすく解説

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加藤千恵 (歌人)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/28 23:55 UTC 版)

加藤 千恵
(かとう ちえ)
誕生 (1983-11-10) 1983年11月10日(41歳)
日本北海道旭川市
職業 小説家
言語 日本語
教育 学士(文学)
最終学歴 立教大学文学部日本文学科卒業
活動期間 2000年 -
ジャンル 小説短歌
デビュー作 『ハッピーアイスクリーム』
ウィキポータル 文学
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加藤 千恵(かとう ちえ、1983年11月10日 - )は、日本の歌人小説家

ニックネームは、かとちえ。北海道旭川市出身。

経歴

北海道旭川北高等学校を経て、立教大学文学部日本文学科を卒業。

高校時代に本格的に創作を始めてインターネット上で作品を発表する傍ら、NHKの短歌番組の常連入選者として活躍する。10代の微妙な心情を平易な言葉で巧みに表現した作風は、枡野浩一らに高く評価される。2000年に短歌研究社主催の「うたう」で作品賞佳作となる。2001年雑誌『ハッピーマウンテン』、処女短歌集『ハッピーアイスクリーム』を出版し、後者は歌集として異例のベストセラーとなる。

2002年の進学を機に上京して本格的に作家活動を開始する。第2短歌集『たぶん絶対』を出版して雑誌『Zipper』(祥伝社)で短歌エッセイを連載するほかに、恋愛小説も多数執筆する。

2018年に第一子を出産し、同年6月以降は地元の旭川市に在住していたが[1]2021年8月に再び都内に拠点を戻した[2]

人物

出演

ラジオ

ネットテレビ

著作

歌集

  • ハッピーアイスクリーム(2001年、マーブルトロン、のち中公文庫集英社文庫〈短編5つを追加し『ハッピー☆アイスクリーム』に改題〉)
  • たぶん絶対(2002年、マーブルトロン)

小説

  • ゆるいカーブ(2006年、スリーエーネットワーク、のち幻冬舎文庫〈『真夜中の果実』に改題〉)
  • ハニー ビター ハニー(2009年、集英社文庫)
  • 誕生日のできごと(2010年、ポプラ文庫ピュアフル
  • さよならの余熱(2010年、集英社文庫)
  • あかねさす 新古今恋物語(2011年、河出書房新社
  • カノン(2011年、ソニー・デジタルエンタテメント)
  • その桃は、桃の味しかしない(2012年、幻冬舎
  • あとは泣くだけ(2012年、集英社
  • 映画じゃない日々(2012年、祥伝社文庫
  • 春へつづく(2013年、ポプラ社
  • いろごと(2014年、ぶんか社
  • こぼれ落ちて季節は(2014年、講談社)
  • 点をつなぐ(2015年、角川春樹事務所
  • 蜜の残り(2015年、角川文庫
  • アンバランス(2016年、文藝春秋
  • ラジオラジオラジオ!(2016年、河出書房新社)
  • いつか終わる曲(2016年、祥伝社文庫)
  • いびつな夜に(2018年、幻冬舎文庫)
  • 消えていく日に(2018年、徳間書店)
  • そして旅にいる(2019年、幻冬舎)
  • この街でわたしたちは(2020年、幻冬舎)

共編著

  • ふかわりょうとの共編『ヴァイブレーション!フルエル心ノケータイ短歌』(2003年10月、マーブルトロン、中央公論新社 発売)
  • 阿部和重 共選、コバルト編集部 編『ケータイ・プチポエム』(2005年1月、集英社コバルト文庫)
  • 『写真短歌部 放課後』タクマクニヒロ 写真(2008年、雷鳥社)

翻訳

  • アシュリー・ライス『ガールズ・ルール 女の子って最高!』(2005年、汐文社)
  • アシュリー・ライス『フレンズ・ルール 友だちって最高!』(2005年、汐文社)

関連項目

脚注

出典

  1. ^ 加藤千恵 (2018年7月31日). "ご報告(20180731)". 加藤千恵公式サイト. 2024年11月23日閲覧
  2. ^ 加藤千恵 [@katochie1110] (2021年9月16日). "【引っ越しました】本日の「真っ昼間のドーナツ」 #ドーナツ水 にてお伝えしたのですが、先月末に、旭川から都内に越しました。ただいま、TOKYO!". X(旧Twitter)より2024年11月23日閲覧
  3. ^ 加藤千恵(インタビュアー:瀧井朝世)「第133回:加藤千恵さんその4「東京生活&執筆生活」 - 作家の読書道」『WEB本の雑誌』、本の雑誌 / 博報堂、4頁、2013年1月16日https://www.webdoku.jp/rensai/sakka/michi133_kato/20130116_4.html2024年11月23日閲覧 
  4. ^ 加藤千恵 (2017年4月9日). "主人公は羽田圭介本人? 事実と虚構の境界線上に立つ小説". 文春オンライン. 文藝春秋. 2024年11月23日閲覧初出:『週刊文春』2017年4月13日号。
  5. ^ 加藤千恵(インタビュアー:前田隆弘)「vol.02 加藤千恵「『くちびるから散弾銃』みたいに楽しく暮らしたいと思っていたけど、誕生日に読み返したら『もう夢はかなってる」『マンバ』、マンバ、2017年6月23日https://manba.co.jp/manba_magazines/26542024年11月23日閲覧 

外部リンク




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