加盟記者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/08/02 15:37 UTC 版)
黒潮会の会員は、創立から大部分の期間、政治部記者に限定されていた。政治部所属の著名な加盟記者としては、戦後に戦史家となった伊藤正徳、ワシントン海軍軍縮条約交渉時に戦艦「陸奥」の復活をスクープした緒方竹虎、青島の戦いで従軍記者として活躍した美土路昌一、記者会見の運営を巡って小林謙五海軍省副官を殴ったとも言われる細川隆元、加藤寛治海軍大将と親交があった久富達夫(後に情報局次長)らがいる。竹槍事件の新名丈夫や太平洋戦争開戦をスクープした後藤基治も政治部所属であるが、いずれも社会部から移籍してきた記者であった。 1941年に社会部記者の入会も認められてからは、各新聞社・通信社社会部の有力記者が加わった。倉光俊夫や戸川幸夫ら文学的才能に優れた記者も多く、戦況報道に活躍した。 黒潮会の正規会員を有する新聞社・通信社には、各社1個充てで会員バッジが配られていた。銅製で、ペンをかたどった黒色の本体に、金メッキの錨を付したデザインであった。
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