加法的関手とは? わかりやすく解説

加法的関手

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/09 00:06 UTC 版)

関手」の記事における「加法的関手」の解説

射の集合アーベル群となっている圏(Ab-豊饒圏)の間の函手が、射の集合の間の群準同型与えるならば加法的であると言う

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加法的関手

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/02/09 05:38 UTC 版)

前加法圏」の記事における「加法的関手」の解説

CとDを前加法圏とする。このとき、関手 F: C → D が加法的であるとは、圏Abで豊穣化した関手であることをいう。すなわち、F が加法的であるとは C の各対象 A と B に対して、射関数 f: Hom(A,B) → Hom(F(A),F(B)) が群の準同型であることをいう。前加法圏研究対象関手はほとんどが加法的である。 簡単な例として、環 R と S をひとつの対象からなる前加法圏 R と S で表現している場合は、R から S への環の準同型は R から S への加法的関手で表現される。逆もまたいえる。 C が圏であり、 D は前加法圏であるとすると、関手圏 Fun(C,D) もまた前加法圏である。なぜなら、自然変換を自然なやり方で足すことができるからである。さらに C も前加法圏である場合、加法的関手と自然変換からなるAdd(C,D) も前加法圏である。 最後の例は環上の加群一般化を導く。C を前加法圏としたとき、Mod(C) := Add(C,Ab) は C 上の 加群圏 と呼ばれる。C が環 R に対応した加法的圏である場合は、これは通常の(左)R加群の圏になる。前と同様に事実上全ての加群概念は、この方法により一般化できる。

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