力競べ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 12:55 UTC 版)
タケミカヅチとタケミナカタの力競べは古代の神事相撲を象徴したものとする説が知られている。このことから、諏訪大社は相撲界から篤い信仰を集めている。毎年9月15日、諏訪大社上社本宮では青年力士11名が相撲踊りを奉納する行事がある。 タケミカヅチがタケミナカタの手をつかんだ時に、「若葦を取るが如く、搤(つか)み批(ひし)ぎて投げ離ちたまへば、(タケミナカタが)即ち逃げ去(い)にき」とあるが、タケミカヅチがタケミナカタの手(腕)をちぎり取って、それを投げ捨てたという意味と、タケミカヅチがタケミナカタの手(腕)をつかんで、タケミナカタを投げ飛ばしたという意味という2通りの解釈ができる。 タケミカヅチとタケミナカタの勝負は当麻蹴速と野見宿禰の一戦と比べて荒々しさがなく、むしろ比較的に紳士的に実施されていることから、『古事記』が書かれた時代には既に相撲ないし力比べのルールが確立しており、それを反映しているという説もある。
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