力抜山流の借力の技法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/24 14:12 UTC 版)
力抜山流の借力では「精素学」(脳にある精素というエネルギーを使って体を強化する)という考えにもとづいて呼吸法で神経を鍛えるのが主となっている。 力抜山流の借力には「差」という訓練の段階(30差まである)がある。1差から10差までが生化神経の訓練、つまり呼吸法修練であり、差が上がるにつれて息の止め方や止める時間が変化する。それ以降は呼吸法ではなく、11差から20差までは感覚神経の訓練となる。21差から30差までは意識神経の訓練である。 そのほか、借力演技という力試しを行う。車を足の上に通したり、鎖を噛み切ったりという壮絶なものである。力抜山はファイティング原田のパンチや猪狩元秀の蹴りを受けたり、矢で撃たれたりといった演技を行っている。来日していたモハメド・アリに自分を殴るよう挑戦を挑んだこともあるが、この時はアリの都合で実現しなかったという。 借力拳法は一部テッキョンに似た技法がある他、力抜山流ではハングルの子音を象った構えが存在する。対動物の技術が存在し、牛、虎、熊と戦う方法などが著書に紹介されている。借力拳法には段がある。
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