副腎皮質ホルモンに関連した疾患
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/09 14:23 UTC 版)
「副腎皮質ホルモン」の記事における「副腎皮質ホルモンに関連した疾患」の解説
慢性原発性副腎皮質機能低下症(アジソン病) アルドステロンやコルチゾールらが慢性的に分泌低下したことにより生じる。 先天性副腎低形成(原発性副腎低形成) X連鎖性(DAX-1異常症)、常染色体性(SF-1異常症)、IMAge症候群、ACTH不応症、オールグローブ症候群(フランス語版)(Triple A症候群)に分類される。 下垂体機能低下症 脳下垂体前葉ホルモンであるACTH、甲状腺刺激ホルモン(TSH)、成長ホルモン(GH)、黄体形成ホルモン(LH)、卵胞刺激ホルモン(FSH)、プロラクチンの一つ以上の分泌が低下した状態である。ACTHのみの欠損をACTH単独欠損症と呼ぶ。 副腎酵素欠損症(ステロイドホルモンを生産するための酵素が先天的に欠損する)・先天性副腎過形成症 リポイド過形成症(Protein(StAR)蛋白の異常とコレステロール側鎖切断酵素に欠損)、21-水酸化酵素欠損症、11β-水酸化酵素欠損症、17α-水酸化酵素欠損症、3β-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ欠損症、21水酸化酵素と17α-水酸化酵素の複合欠損(P450オキシドレダクターゼ欠損により発現)がある。 副腎酵素欠損症 18-水酸化酵素欠損症、P450オキシドレダクターゼ欠損症、3β-水酸化ステロイド脱水素酵素欠損症、18-ヒドロキシラーゼ欠損症、18-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ欠損症がある。 クッシング症候群 副腎が原因のものがACTH非依存性クッシング症候群(副腎性クッシング症候群)、ACTHが過剰に分泌されコルチゾールが増加するものがACTH依存性クッシング症候群と呼ばれる。さらにが脳下垂体の原因(腫瘍)によるACTH過剰分泌がクッシング病、脳下垂体以外に原因のあるものが異所性ACTH症候群と呼ばれる。 偽性低アルドステロン症 原発性アルドステロン症 グルココルチコイド抵抗症
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