制御システムの特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 00:27 UTC 版)
「サイバーセキュリティ」の記事における「制御システムの特徴」の解説
制御システムでも情報セキュリティのCIA、すなわち下記の3つは重視される 機密性 (Confidentiality): 情報へのアクセスを認められた者だけが、その情報にアクセスできる状態を確保すること 完全性 (Integrity): 情報が破壊、改ざん又は消去されていない状態を確保すること 可用性 (Availability): 情報へのアクセスを認められた者が、必要時に中断することなく、情報及び関連資産にアクセスできる状態を確保すること しかし制御システムのセキュリティでは重要度がC、I、Aの順番ではなく、A、I、Cの順番である。また以下のHSEの3つも重視される 健康(Health) 安全(Safe) 環境への影響(Environment) 以下の表は制御システムと情報システムとでセキュリティに対する考え方の違いを整理したものである: 制御システム情報システムセキュリティの優先順位 AICの順。継続して安全に動く事を重視。 CIAの順。情報が適切に管理され、情報漏えいを防ぐ事を重視。 保護対象 モノ(設備、製品)、サービス(連続可動) 情報 システムのサポート期間 10年~20年 3~5年 求められる可用性 24時間365日安定稼働。(再起動は許容されないケースが多い) 再起動は許容範囲のケースが多い 運用管理 現場技術部門 情報システム部門
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