制御タンパク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 15:56 UTC 版)
付随タンパクとは別に、エキソソーム複合体と相互作用する多くのタンパクが存在する。これらの緩く結合したタンパクは、複合体の活性と基質特異性を制御すると考えられている。細胞質では、エキソソームはmRNAの分解を制御するAUリッチ領域 (ARE) 結合タンパク(例えばw:KHSRP、TTP)と相互作用する。核ではRNA結合タンパク(例えばMPP6/Mpp6、C1D/Rrp47 それぞれヒト/酵母)が特定の基質を処理するために必要である。 エキソソームと相互作用するタンパク質複合体も存在する。細胞質では、RNAヘリカーゼ (Ski2) を含み、mRNAをエキソソームまで誘導するSki複合体がある。核では、エキソソームによるrRNA、snoRNAの転写後修飾を、RNAヘリカーゼ (Mtr4)、ポリアデニル化 (Trf4) 活性を持つTRAMP複合体が調節している。
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