初飛行と開発の中止
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 03:05 UTC 版)
「BAC TSR-2」の記事における「初飛行と開発の中止」の解説
TSR-2は1964年9月27日に初飛行し、その後、半年ほど試験飛行を続けた。良好な性能を示したが、予算の超過を非難する労働党が政権の座に就き、開発は1965年4月に中止された。試作機の飛行も禁止となり、開発研究機材は全て廃棄されてしまった。この計画中止に到るプロセスには不明な点が多く、色々な陰謀説が存在している。 TSR-2の開発が中止されたため、イギリス空軍は代替機としてF-111Kの導入を望んだが、これも予算が下りず中止された。最終的にTSR-2の代替機としては、イギリス海軍で空母全廃が決定されたことでお役御免となりつつあった艦上攻撃機のブラックバーン バッカニアが担うこととなり、改修の上海軍から移管される形で導入された。
※この「初飛行と開発の中止」の解説は、「BAC TSR-2」の解説の一部です。
「初飛行と開発の中止」を含む「BAC TSR-2」の記事については、「BAC TSR-2」の概要を参照ください。
- 初飛行と開発の中止のページへのリンク