初代参議院事務総長
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 04:05 UTC 版)
1947年5月3日日本国憲法施行に伴い5月20日招集された第1回国会特別会第1日目において仮事務総長として仮議長をつとめ議長・副議長選出選挙を進行。翌21日に行われた事務総長選挙で当選し初代の参議院事務総長に選出された。 参議院事務総長時代の小林は、各派交渉会などで貴族院式の議長と書記官長の一人二役的な議会運営手法を踏襲したが、社会党など革新系から反発をうけたことがあったという。 1949年9月参議院事務総長を辞任。理由は翌年の第2回参議院議員選挙に出馬するためであるが、小林本人が参議院の議会運営に限界を感じたものであり、周囲も小林が”合わなくなった”と見ていたのであった。 いずれにせよ小林は貴族院書記官長から参議院事務総長まで戦前、戦中、戦後の議会事務局の長を通算8年9か月あまり務め、2020年現在でも国会議事堂の事務総長席に最も長く座を占めた人物である。
※この「初代参議院事務総長」の解説は、「小林次郎」の解説の一部です。
「初代参議院事務総長」を含む「小林次郎」の記事については、「小林次郎」の概要を参照ください。
- 初代参議院事務総長のページへのリンク