出生から起業まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/06 05:22 UTC 版)
1945年9月3日、大阪の下町で出生した寺田は、昔から運動が得意な少年であったという。特に乗り物には、強い憧憬の念を抱いており、当時はサラリーマンの月給ほどした自転車を買うため、小学校のときに近所の材木屋でアルバイトをしていたほどであったという。高校進学後は、オートバイに傾倒するようになり、2年で高校を中退した後は、オートレース選手 を目指して鈴鹿サーキットに通った。後の妻となる千代乃(旧姓山本)と出会ったのも同じ頃である。バイクを走らすときは、よく千代乃を後ろに乗せていたという。 その後、友人の事故死をきっかけにオートレース選手の道を諦め、興味の対象を自動車に移す。鋼材問屋である井出商店にトラック運転手として就職した寺田は、インテリアショップで働いていた千代乃とともに貯金をし、20歳のときには、日産・スカイラインを購入した。自動車の運転に絶対の自信を持っていた寺田は、1968年に井出商店の社長の後押しをうけ独立し、寺田運輸(後のアートコーポレーション)を興した。
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