凱旋門賞の登場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/02 23:45 UTC 版)
終戦後の秋、フランス競馬界は新たに古馬のための国際競走として凱旋門賞を創設、1920年に1回目の凱旋門賞が行われた。この記念すべき初代凱旋門賞馬となったのは、春にパリ大賞典を勝ったイギリスのカムラッド(Comrade)だった。 創設当初の凱旋門賞の賞金はパリ大賞典の半分ほどしかなかったが、1949年には凱旋門賞の賞金が大幅に加増され、パリ大賞典はヨーロッパ最高賞金の地位を譲ることになった。 それでも、しばらくはパリ大賞典がフランスで最大で最も権威のある競走であることには変わりはなかった。たとえば、1951年のオリオール大統領、1955年のコティ大統領、1960年のド・ゴール大統領と歴代の国家元首はロンシャン競馬場に競馬観戦にやってきたが、いずれもパリ大賞典を観戦に来たのだった。
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