凱旋門賞出走
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 22:57 UTC 版)
秋はヴィクトワールピサとともに凱旋門賞に挑戦することが決定し、鞍上は蛯名正義と発表された。遠征チームは前馬主の和泉信子がファンだった宝塚歌劇団にちなみ「チームすみれの花」と名付けられた。 ナカヤマフェスタが凱旋門賞に挑戦する話が浮上したのは、ダービーの頃であった。二ノ宮敬宇調教師が凱旋門賞への登録を希望していたという。ただし、この時点では出走登録をするのみで、実際に出走するとは決まっていなかった。ところが、宝塚記念に勝利したため、凱旋門賞出走が本格的な話となった。宝塚の賞金は約1億3000万円で、馬主の取り分が1億円弱であり、凱旋門賞遠征は税金なども含めて馬主の取り分とほぼ同じ額が必要であったというが、馬主の和泉信一は「まあいいや」と遠征を決定した。 9月12日にはそのステップレースであるフォワ賞に出走。スタート直後は先頭に立つものの道中は3番手につけ、直線での追い比べから2着に入った。 そして迎えた本番の凱旋門賞では中団外目につけるが、最終コーナー付近で鞍上が数度立ちあがるほどの不利を受ける。直線では一旦先頭に立つものの、内から差してきたワークフォースとの叩き合いの末、わずかに及ばず2着となった。この結果、日本調教馬ではエルコンドルパサー以来の、内国産馬では初の凱旋門賞連対となった。また、凱旋門賞後に発表されたワールド・サラブレッド・ランキング(2010年4月1日〜10月3日集計分)では、世界6位とタイなる127ポンドを獲得した。
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