再緑化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 05:52 UTC 版)
行政による消失した森林の復旧は、初期は土砂災害防止を重点としたもの、その後森林の保育を重点に展開していった。 まず、火災により山崩れ・土石流などの二次災害そして灰の流出を防ぐため、土砂災害に対する治山事業として谷止工(いわゆる治山ダム)や航空実播工(ヘリなどで空から種子を撒く工事)が行われた。その後は植栽工や積苗工を展開し、ヤマモモ・サンゴジュ・ツバキなど短期間で緑化ができる樹木を延焼を防ぐ”防火帯”(林道)周辺に植えていった。 1983年(昭和58年)からアラカシ・シラカシ・クロガネモチ・ヒノキなどの自然林造成と改良をメインにすすめ、10年目である1987年(昭和62年)に土砂災害を防止とした森林整備は一段落となり、それからも10年以上かかって森林保全がすすめられた。 また、これら緑化には「みんなの力で みんなの森」を合言葉に江田島町民による緑化運動も進められた。
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