再生可能エネルギーの利用拡大へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 03:42 UTC 版)
「JERA」の記事における「再生可能エネルギーの利用拡大へ」の解説
結局、東電と中部電力とは、2014年(平成25年)から5年の歳月を費やし、ようやく火力発電事業の全面的な統合に漕ぎ着けることができた。この間に、世界では、再生可能エネルギーによる発電のコストが低下するとともに、再生可能エネルギーによる発電が急速に普及した。そして、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を大量に放出する石炭火力発電への逆風が一気に強まった。採算性の面でも、洋上風力発電の単位コストが石炭火力発電の単位コストを下回る可能性が出てきた。 その結果、JERAは、火力発電事業の全面統合が完成しないうちから、火力依存からの脱却を図る必要に迫られた。2018年(平成30年)12月、JERAは、海外の洋上風力発電プロジェクトに200億円投資することを発表した。日本国内では、洋上風力発電所の立地調査を始めたという。 2015年(平成27年)には「化石燃料調達と火力発電事業における世界一の企業」を目指すと公言していたが、2019年(平成31年)2月の発表では、「クリーン・エネルギー経済へと導くLNGと再生可能エネルギーにおけるグローバルリーダー」を「新たなビジョン」として掲げた。
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