円錐と保持具
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/22 02:22 UTC 版)
ちょう度試験機の円錐とは、円錐形の本体に、取外し可能な焼入鋼製先針が付いたもの。保持具とは、一方の端で円錐と連結する棒状の部品である。連結部を下端とし、これに対して上端には止めが付いている。円錐と連結した状態でちょう度試験機に取り付けることが可能である。保持具の外面は研磨されており、十分に滑らかに仕上げられている。 標準、1/2、1/4で寸法、重さおよび材質は日本工業規格により規定されている。 標準: 円錐の材質はマグネシウムまたは他の適切な金属。円錐の全質量は102.5±0.05 gで、保持具の質量は47.5±0.05 gである。 1/2: 円錐本体は鋼製、ステンレス製または黄銅製。先針のロックウェル硬さはCスケールの 45~50である。保持具は鋼製、ステンレス製、黄銅製またはステンレス鋼製。円錐および保持具の全質量は37.5±0.05 gで、円錐の質量は22.5±0.025 g、保持具の質量は15±0.025 gである。 1/4: 円錐本体の材質はプラスチックまたは他の低密度の材料。焼入鋼製先針のロックウェル硬さはCスケール45~50である。保持具はプラスチック、他の低密度の材料、あるいはマグネシウム合金製である。円錐および保持具の全質量は9.38±0.025 gである。
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