内館塾
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綴子には英泉の先祖である、11代常覚院実明(じょうかくいんさねあき)が庶民教育のために慶安年間(1648年 - 1652年)に創設した私塾の内館塾があった。内館塾は秋田で最も古い塾と言われている。英泉の兄の神宮寺烈光は内館塾を拡充して久保田藩の公許を得ている。英泉は宮野尹賢(みやのいんけん)とともに、この塾で秋田県北部各地から来た塾生の指導にあたった。この私塾には神道・修験道・儒学・仏教・国文・国学・天文・暦学・医学など広範囲にわたる蔵書が残されており、英泉の文書も多数残されている。その後この私塾は、明治時代に綴子小学校が作られるまで続いた。現在この地には、内館文庫(地図)が残されている。 内藤湖南は、1884年綴子小学校に赴任した際、内館塾にあった古文書を研究している。
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