公共交通網の模索
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/15 04:01 UTC 版)
「シュヴェリーン市電」の記事における「公共交通網の模索」の解説
シュヴェリーンにおける最初の軌道交通は、1878年に設立されたメクレンブルク軌道交通株式会社(Mecklenburgische Straßen-Eisenbahn Aktien-Gesellschaft、MSEAG)によって建設され、1881年11月5日に開通した馬車鉄道であった。同年11月6日には新たな路線も開通し、翌1882年以降はグリーンラインとレッドラインの2系統に再編された。だが、当時のシュヴェリーンは他のドイツ北部の都市と比べ公共交通が定着しておらず、開業当初からMSEAGは赤字経営が続いた。その結果1884年に同社は馬車鉄道の運行を停止し、翌1885年にロストック高等地方裁判所からの命令により一部路線の運行が再開したものの結局同年のうちに全線廃止となり、線路は1887年までに撤去され車両は他都市へ売却された。 その後も1906年に営業運転を開始した路線バスが翌1907年には廃止されるなどシュヴェリーンに公共交通が定着するまで長い歳月を費やす事となり、当時最先端の公共交通であった路面電車の導入に際してもシュヴェリーン市側は難色を示していたが、1904年に市営の発電所が建設されたことが契機となり、シュヴェリーン市が直接運営する形で路面電車を建設する事が決定した。そして1908年12月1日、最初の路面電車路線が運行を開始した。
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