全曲のタイトルと解説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/19 08:11 UTC 版)
「リーダークライス作品39 (シューマン)」の記事における「全曲のタイトルと解説」の解説
異郷にて In der Fremde 嬰ヘ短調 4分の4拍子 ハープを模したようなアルペッジョがピアノ伴奏の全曲に貫かれ、その上に故郷を離れ、異郷をさすらう者の心情が歌われる。このリーダークライスの第1曲は当初別の曲が置かれていたが、シューマンがこれと置き換えた。 間奏曲 Intermezzoイ長調 4分の4拍子 全曲がピアノのシンコペーションに貫かれ、愛する人の面影に対する賛美を歌う。 森の対話 Waldesgesprächホ長調 4分の3拍子 この曲はドイツに古くから伝わるローレライ伝説を下敷きにしている。夜、深い森で魔女ローレライに出会ったものは、その森から二度と出られないのである。 曲は狩人の若者と魔女ローレライとの対話の形式で書かれ、若者は狩の角笛(Waldhorn)であらわされ、ローレライはなまめかしい分散和音で示される。 静けさ Die Stilleト長調 8分の6拍子 この詩にはメンデルスゾーンも曲を付けており、そちらは「誰も知らない」という歌いだしのタイトルで知られている。 月の夜 Mondnachtホ長調 8分の3拍子 調性をぼかした始まり方で、極めて繊細な夜の情景を描いている。 美しき異郷 Schöne Fremde 古城にて Auf einer Burg 異郷にて In der Fremde 悲しみ Wehmut たそがれ Zweilicht 森の中で Im Walde 春の夜 Frühlingsnacht
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