全員が戦慄する仮説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 01:50 UTC 版)
弟は家を売却するにも関わらず家で亡くなったのは何故か? 病気の余命宣告のように死ぬことが分かっていた上での身辺整理をしていたのか? 空き・売り物件と謳っているとは思えないほど物が残っているのは何故か? そもそも何故弟は家を手放そうとしたのか? 何故弟は自ら命を絶つ決断をしてしまったのか? 疑問が次々と湧き上がる中、一行はある仮説を立てた。ここまでの経緯や状況を重ねると生きている人間が放つマイナスの力・負のオーラのような物を感じる。家を売り払って違う者に住んでもらおうとした。そこで写真を心霊スポットにばら撒いた。家の怪奇現象や写真を誰かに押し付けて自分は逃げ出そうとした。弟は自暴自棄の如く人が変わった状態だったのだろうか。それとも怪奇現象の多発や写真の影響により常軌を逸した状態になってしまったのだろうか。どうして自分だけ?周りの人は何故?嫉妬や憎悪のような禍々しい力で狂ってしまったのだろうか。 さらにここで、一連の写真は弟が用意したものではなく、弟の死後に第三者が、所謂"事故物件"であることを伏せて売りに出すために撮影したのではないかと一行は推測する。 真相は分からず、今思えば山村さんの話もどこまでが本当で、どこからが嘘で、何を話していないのかは分からない。死人に口なし、当事者が本人は既にこの世にはいない。予想を超える状況に戦慄しながらも、一行は調査・検証を終了し一軒家を後にした。 「生きてる人間が一番怖いですよ」
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