光のパンジーとは? わかりやすく解説

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光のパンジー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/16 01:43 UTC 版)

光のパンジー
ジャンル ファンタジー漫画
漫画
作者 奥村真理子
出版社 小学館
掲載誌 ぴょんぴょん
レーベル てんとう虫コミックス
発表期間 1988年 - 1991年
巻数 全11巻
テンプレート使用方法 ノート

光のパンジー』(ひかりのパンジー)は、奥村真理子による日本漫画作品。小学館の『ぴょんぴょん』で1988年から1991年まで連載された。作者の代表作で数多くの読者に今尚高く評価され、2004年には復刊された。


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。


概要

動物学者のマーク・アニマルは、アフリカジャングルチンパンジーの群れに混じって森林を駆ける少女を発見する。 チンパンジーに育てられたと思われるその少女は、自分の名前どころか言葉も話せなかった。 マークは研究のために少女を連れ帰り、パンジーと名付けて養育しようとする。

なかなか人間の生活になじむことができなかったパンジーだが、マークやマークの恋人のマーリン、不思議な少年エドとの交流に少しずつ心を開き、次第に人間の少女らしくなっていく。 やがて自分の出生を知ったパンジーはエドワード等と共に国の命運を賭け、数々の陰謀に立ち向かう。

登場人物

パンジー
ジャングルでチンパンジーに育てられた少女。動物学者であるマークによって発見され、養育される。マークに引き取られた当初は、自分の名前もわからず言葉も理解できなかったが、なぜかトロイメライを聞くと激しく反応し涙を流した。愛らしい容姿に明るく天真爛漫な性格で、やがて非凡なピアノの才能を見せるようになる。ふとしたきっかけからウィラードに命を狙われることになる。
エドワード
エドと名乗る不思議な少年。ジャングルから出てきたばかりの頃パンジーと出会い、交流を持つうちに強く惹かれあうようになる。実はローランド国の皇太子だが、パンジーやマークの前では身分を隠している。
マーク・アニマル
アフリカのジャングルでパンジーを発見した若き動物学者。学長の娘であるマーリンと恋人同士だが、学長から「一人前の学者になるまでは結婚は認めない」と宣言されている。はじめは学長に認めてもらいたい一心でパンジーを研究対象としていたが、ともに暮らすうちに次第に父娘のような絆が芽生えていく。
マーリン
マークの恋人。名門エリントン大学の学長の娘。人間の暮らしになじめないパンジーに母親のように接する。
ティナ
マークが研究所で飼っているメスのチンパンジー。とても賢く、パンジーと姉妹のように仲良くなる。
レイモンド・ハーフォード
あるきっかけからパンジーと知り合った老伯爵。エドワードが幼い頃の家庭教師をつとめていた。8年前に息子夫婦と孫娘を亡くしたことが大きな心の傷になっている。
ダニエル・ハーフォード
レイモンド卿の息子。優秀な動物学者。チンパンジーの研究のためにアフリカへ行き、そこで亡くなっている。
オリビア・ハーフォード
ダニエルの妻。才能あるピアニストだった。夫ダニエルとともにアフリカで亡くなっている。
ポーレット・オリビア・ハーフォード
ダニエルとオリビアの娘。レイモンド伯にとっては孫娘にあたる。赤ん坊の頃に両親とともにアフリカで亡くなったとされているが…。
ウィラード・デュボウ
エドワードの従兄弟。エドワードに次ぐ王位継承権を持っている。王位を狙っており、パンジーを利用してエドワードを失脚させようと企む。
アンナ・デュボウ
ウィラードの母。ウィラードを溺愛するが故に王位を継承させようと策謀をめぐらせる。
リカルド四世
ローランド国の国王。エドワードの父。もともと病気がちだったが、ウィラードの陰謀によって病状を悪化させ、ひそかに国外へ放逐される。
エリーゼ
ローランド国の王妃。エドワードの母。かつて周囲に反対されていたダニエルとオリビアの仲を取り持った。ウィラードの陰謀によって国王とともに国外へ放逐される。
ジョアンナ・バートン
レイモンド・ハーフォード伯の孫娘(ダニエル・ハーフォードの弟の娘)。聖エレナ学園でパンジーと同室になる。高慢な性格で、パンジーを何かと目の敵にする。ウィラードの正体を知らず、ウィラードの妃になりたいと夢見ている。
ミリアム
聖エレナ学園でパンジーと同室になった少女。内気だが心優しい性格。父は医師をしている。
アナム
ラビリア国の王子。音楽を学ぶためローランド国に留学している。ふとしたきっかけで出会ったパンジーに惹かれる。
ミッチェル・ロンド
ローランド国の王立音楽学院でピアノを教えている教師。かつてオリビア・ハーフォードにもピアノを教えていた。パンジーのピアノの才能を見抜き、自分のもとで学ばないかと誘う。

単行本

てんとう虫コミックス小学館)より全11巻。2004年に再版された。


光のパンジー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/22 00:56 UTC 版)

奥村真理子」の記事における「光のパンジー」の解説

作品中でも著者が最も思い入れ大き代表作一つである。著者これまで見た童話映画の中の感銘した場面モチーフとし、主人公少女と関わった人間すべての人に頑張って前向きに生きれば必ず光が当たるという作者メッセージ込められている。この作品は、翻訳してインドネシア台湾にも輸出された。 2004年復刊ドットコムに於いてコミック本復刻され再版された。

※この「光のパンジー」の解説は、「奥村真理子」の解説の一部です。
「光のパンジー」を含む「奥村真理子」の記事については、「奥村真理子」の概要を参照ください。

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