儀徳天満宮とは? わかりやすく解説

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儀徳天満宮

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/06 23:58 UTC 版)

儀徳天満宮
所在地 佐賀県鳥栖市儀徳町2841
位置 北緯33度21分18秒 東経130度29分29秒 / 北緯33.35500度 東経130.49139度 / 33.35500; 130.49139 (儀徳天満宮)座標: 北緯33度21分18秒 東経130度29分29秒 / 北緯33.35500度 東経130.49139度 / 33.35500; 130.49139 (儀徳天満宮)
主祭神 菅原道真
島田宣来子
創建 1700年?(元禄13年?)
例祭 10月上旬
地図
儀徳天満宮
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儀徳天満宮(ぎとくてんまんぐう、旧字体:儀德天滿宮)は、佐賀県鳥栖市儀徳町(旧 肥前國養父郡儀德村)にある神社。地元の人々からは「儀徳天神さん」と愛称で呼ばれる。

歴史

京都北野天満宮より勧請を受けたことは、ほぼ確定であるが、創建された年代は1700年(元禄13年)説と1649年(慶安2年)説がある。文献上には1649年(慶安2年)に「天満社」と記されているが、本殿前にある最古の石灯篭には1700年(元禄13年)と記されており、実際に創建された年代は不明である。なお、儀徳町側は1700年(元禄13年)創建説を採用している。

祭神

  • 菅原道真(すがわらの みちざね、旧字体:菅原道眞)
  • 島田宣来子(しまだ のぶきこ、旧字体:島田 宣來子)

太宰府天満宮の場合、島田宣来子は本殿とは別の楓社に祀られているが、儀徳天満宮は本殿に菅原道真と一緒に祀られる。

氏子区域

氏子区域は、儀徳町、西田町、前田町(儀徳団地)である。

西田町、前田町(儀徳団地)は、元々儀徳町であったが、人口増加により西田町、前田町(儀徳団地)と儀徳町から独立し、1つの町となった。

神仏習合

境内には、観世音安置堂(かんぜおんあんちどう)や石製の三重塔があり、神仏習合時代の建物が多く残る。

狂言

昭和期までは、境内の狂言堂で狂言が行われていた。神楽が奉納される神社は多いが、狂言を奉納する神社は全国的にも珍しい。現在、狂言は行われていないものの、狂言堂は残っている。

相撲

昔は狂言のほかに、町内の子供たちが奉納相撲を行っていた。

つと

祭礼の際に、赤飯やおにぎりを稲藁で包んだものを「つと」といい、それをお供えする風習がある。「つと」は3つ作られ、1つは神社(神前)に供え、残り2つは各組(班)の組長(班長)と来年の組長(班長)に渡される。

儀徳天神さんの唄

儀徳町には「儀徳天神さんの唄」という儀徳天満宮のことを謳った民謡がある。この唄がいつ頃作られたか、作詞作曲は不詳である。歌詞は下記の通りである。


儂(わし)がナー儂(わし)が育ちは

儀徳天神さんの氏(うじ)の子よソレ

春はナー梅に鶯(うぐいす)

チョイと来て鳴きますホウホケキョ

サテ花見酒


儂(わし)がナー儂(わし)が育ちは

儀徳天神さんの氏(うじ)の子よソレ

夏はナー田植え田の草

菅笠(すげがさ)鉢巻(はちまき)頬被(ほおかむ)り

サテ祇園さん


儂(わし)がナー儂(わし)が育ちは

儀徳天神さんの氏(うじ)の子よソレ

秋はナー稲の刈取り

嬉しや積み込む米の山

サテ満作じゃ


儂(わし)がナー儂(わし)が育ちは

儀徳天神さんの氏(うじ)の子よソレ

冬はナー冬は雪降る

降る雪積れば年もゆく

サテ餅の音




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