催眠鎮静薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/03 17:09 UTC 版)
日本病院薬剤師会では、さらに催眠鎮静薬を細分類し、薬物誘発性不眠症の有無や、重複処方、過剰処方、不適切使用の確認を促している。ある調査では、複数診療科からエチゾラム(デパス)が約半数で重複処方され最も多く、他に重複処方の多かったものは、第3種向精神薬がほとんどである。依存、転倒、過量服薬については、精神神経用薬に準じる。不安障害では、乱用、依存、耐性、記憶障害、転倒骨折などの副作用により、ベンゾジアゼピン系薬の位置づけは低下しており、現在の証拠は第一選択として選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)が推奨される。SSRIの登場とベンゾジアゼピン系薬の離脱の諸問題については、既に日本薬剤師会に共有されている。バルビツール酸系は安全性と有効性で、ベンゾジアゼピンより劣るため、睡眠薬の用途では現在ほとんど用いられていない。
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