催馬楽と法会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/19 03:09 UTC 版)
催馬楽は、中世においては催馬楽のつくりかえの歌が寺院の法会などで歌唱された。たとえば、「青柳」は 「青柳を片糸に縒りてやヲケヤ 鶯のヲケヤ鶯の縫うといふ笠はヲケヤ梅の花笠や」を「極楽は日想(にさう)観に寄せてや思へ其荘厳(かざり)めでた水を見て瑠璃の池に思をかけよ深き益(やく)ありや」 とうたい、「伊勢海」は 「伊勢の海の清き渚に潮間になのりそや摘まむ貝や拾はむや玉や拾はむや」を「瑠璃の地の木立めでたや宝の池の黄金の浜ごとに玉や拾はむや玉や拾はむや」 のようにうたった。このように中世には雅楽は法楽にもちいられることが多かった。
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