ハイリスク薬とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ハイリスク薬の意味・解説 

ハイリスク‐やく【ハイリスク薬】

読み方:はいりすくやく

副作用事故などの危険があるため、特に投与についての安全管理必要な医薬品


ハイリスク薬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/13 07:29 UTC 版)

ハイリスク薬(ハイリスクやく)とは、薬剤師の業務において、副作用事故に特に注意を要し、安全管理のため特に専門家による薬学的管理の関与が必要[1]で、安全管理を誤ると被害をもたらしうる医薬品である[2]。抗がん剤、免疫抑制薬、不整脈用薬、抗てんかん薬、血液凝固阻止薬、ジギタリス製剤、テオフィリン製剤、精神神経用薬、催眠鎮静薬、糖尿病用薬、すい臓ホルモン剤、抗HIV薬、注射剤のカリウム製剤といったもので[3][4]、用量、用法、薬物相互作用の確認、副作用薬物依存の説明と確認、治療薬物モニタリングが必要となることもある[5]


  1. ^ 日本薬剤師会 2009, p. 1.
  2. ^ a b 日本病院薬剤師会 2013, p. 1.
  3. ^ a b 日本薬剤師会 2009.
  4. ^ a b 日本病院薬剤師会 2013.
  5. ^ 日本薬剤師会 2011a.
  6. ^ 日本薬剤師会 2009, pp. 1–2.
  7. ^ 日本病院薬剤師会 2013, pp. 2–3.
  8. ^ a b c 日本薬剤師会 2011, p. 3.
  9. ^ a b c d e f g 日本臨床薬理学会 2011, p. 78.
  10. ^ 日本薬剤師会 2011, p. 4.
  11. ^ a b c d 日本薬剤師会 2011, p. 5.
  12. ^ a b c d e 日本病院薬剤師会 2013, p. 6.
  13. ^ 加藤隆一監修、鈴木映二『向精神薬の薬物動態学 -基礎から臨床まで』星和書店、2013年、表紙帯頁。ISBN 978-4791108374  出版社による書籍の概要ページに薬物動態学を苦手とする精神科医が多いという旨が書かれている。
  14. ^ 2013年1月31日 第3回依存症者に対する医療及びその回復支援に関する検討会 議事録. 厚生労働省. 31 January 2013. 2013年6月7日閲覧
  15. ^ Shimane T, Matsumoto T, Wada K (October 2012). “Prevention of overlapping prescriptions of psychotropic drugs by community pharmacists”. 日本アルコール・薬物医学会雑誌(Japanese Journal of Alcohol Studies & Drug Dependence) 47 (5): 202–10. PMID 23393998. 
  16. ^ a b 日本臨床薬理学会 2011, pp. 313–315.
  17. ^ 勝久寿、中山和彦、和久津直美、三宮正久「ベンゾジアゼピン系抗不安薬の離脱方法」『日本薬剤師会雑誌』第54巻第7号、2002年7月、1179-1185頁。 
  18. ^ 日本薬剤師会 2011, p. 6.
  19. ^ 厚生省薬務局(監修)『医療人たる薬剤師の資質向上へ向けて 薬剤師養成と国家試験出題問題基準』日本薬剤師研修センター、1994年8月、30-35頁。ISBN 978-4840720762 
  20. ^ 藤井康男(編集)、稲垣中(編集協力) 編『向精神薬・身体疾患治療薬の相互作用に関する指針』星和書店〈日本総合病院精神医学会治療指針5〉、2011年10月、v頁。ISBN 978-4791107902 
  21. ^ 松枝亜希子「トランキライザーの流行―市販向精神薬の規制の論拠と経過」(pdf)『Core Ethics』第6巻、2010年、385-399頁。 
  22. ^ 厚生労働省医薬食品局監視指導・麻薬対策課『病院・診療所における向精神薬取扱いの手引 (pdf)』(レポート)、2012年2月。OCLC 67091696。2013年3月10日閲覧
  23. ^ 松下正明(総編集)、編集:牛島定信、小山司、三好功峰、浅井昌弘、倉知正佳、中根允文 編『薬物・アルコール関連障害』中山書店〈臨床精神医学講座8〉、1999年6月、118-120頁。ISBN 978-4521492018 


「ハイリスク薬」の続きの解説一覧

ハイリスク薬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/25 03:09 UTC 版)

処方箋医薬品」の記事における「ハイリスク薬」の解説

ハイリスク薬の用語は、処方せん医薬品薬剤師調剤する業務において用いられる危険性が高いため特に注意必要な医薬品のことであり、抗がん剤乱用可能性もある精神科の薬といった薬剤である。こうした安全管理的な説明等を行った際には、調剤報酬において通称「ハイリスク薬加算」がなされる

※この「ハイリスク薬」の解説は、「処方箋医薬品」の解説の一部です。
「ハイリスク薬」を含む「処方箋医薬品」の記事については、「処方箋医薬品」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ハイリスク薬」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ハイリスク薬」の関連用語

ハイリスク薬のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ハイリスク薬のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのハイリスク薬 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの処方箋医薬品 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS