偽サイドバック
「偽サイドバック」とは、サッカーにおいて、攻撃時にサイドバック(SB)がタッチライン際ではなく中央寄りのポジションを取り、ボランチのような役割を果たす戦術を指す。この戦術は、ペップ・グアルディオラ監督がバイエルン・ミュンヘン時代に導入し、特にダビド・アラバ選手にこの役割を与えたことから「アラバロール」とも呼ばれる。
主な目的と効果
中央での数的優位の確保:
サイドバックが中央に入ることで、中盤での人数が増え、相手に対して数的優位を作りやすくなる。
ウィングの活用:
サイドバックが内側に入ることで、ウィングがタッチライン際に広がり、相手のサイドバックとの1対1の状況を作りやすくなる。
ビルドアップの安定化:
中盤でのパス回しがスムーズになり、攻撃の組み立てが安定する。
注意点
サイドのスペースのリスク:
サイドバックが中央に入ることで、サイドのスペースが空き、相手のカウンター攻撃を受けやすくなる可能性がある。
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