倒産・ハンブロール傘下へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/05 00:40 UTC 版)
「エアフィックス」の記事における「倒産・ハンブロール傘下へ」の解説
1980年代に入り、テレビゲームなどの新しい分野の玩具市場の急成長による子供の趣味の多様化から、従来のトイ玩具部門の経営が悪化した。堅調な販売が続いていたプラモデル部門では収益を上げていたものの、トイ玩具部門の多額の赤字が経営を圧迫し、1981年1月に破産した。 エアフィックスはアメリカの模型メーカーMPCのオーナーであったゼネラルミルズに買収され、模型の金型はフランスに移された。その後、エアフィックスの航空機のキットはアメリカでMPCのブランドで販売され、同様にMPCの自動車やスター・ウォーズ関連のキットがエアフィックスから販売された。4年後、ゼネラルミルズは本業の食品製造に専念するために模型市場から撤退したため、エアフィックスは1986年にイギリスの模型用塗料メーカーのハンブロールに買収され、その傘下で新たな活動を始めた。会社の規模は以前に比べて縮小したが、過去の莫大な金型の資産が残っているエアフィックスは、現代風にアレンジしたボックスアート箱で多くの製品を再生産し、新規金型での開発も再開した。また、同じくハンブロールの傘下に入ったフランスエレールの金型を使用した製品も加わった。
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