個体群の定義とは? わかりやすく解説

個体群の定義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/18 06:00 UTC 版)

個体群」の記事における「個体群の定義」の解説

個体群は、ある空間内に存在する同一種の個体全体であり、他の個体群から隔離されたものである個体群内の個体は「相互作用」し合っているか、潜在的に相互作用し得る状態にある。この相互作用とは、すなわち同種個体間関係であり、競争共同利他攻撃的な排除中立などがある。個体群内部では、個体間関係により個体単独で(互いに距離をとって)存在するともあれば、互いに誘引合って集団を作る場合もある。後者ではその集団認識しやすいが、前者では直感的に把握しにくい。しかし、少なくとも生殖に関して同一地域同一種の個体互いに関係を持たねばならないから、それらが潜在的には関係を持ち合う集団であると見なすことが出来る。 個体群は、同一の種もしくはそれよりも小さ単位亜種変種)の個体により構成される。しかし、複数種がまるで同一種のように同種間と同じような関係をもつ場合があり、これを異種個体群と呼ぶ。 個体群の中で通常的に繁殖が行われ、遺伝子流動起き単位繁殖集団、あるいはデーム(deme)と呼ぶ。デーム群れ一つ場合もあれば複数群れを含むこともある。集団遺伝学で「population」(集団)と呼ぶ場合には通常デームを指す。デーム生態学個体群概念類似しているが、必ずしも一致するとは限らない

※この「個体群の定義」の解説は、「個体群」の解説の一部です。
「個体群の定義」を含む「個体群」の記事については、「個体群」の概要を参照ください。

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