集団を作る
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 03:18 UTC 版)
この類には、適応的な意味がまだよく解明されていない集団を作るものが散見される。 ナナホシキンカメは沖縄ではごく普通に見られ、よくアカギなどの葉の裏にとまっているが、なぜか数個体ずつの集団を作ることが多い。単独で見られることもあるが、一枚の葉に数個体ずつ、さらにそのような集団が一本の木にいくつもあったりする。アカギカメムシも夏から秋にかけて似たような集団をアカメガシワなどに作ることがあり、極端な場合には一本の樹木のほとんどの葉の裏にアカギカメムシが隙間もなくとまっているような場合すらある。木の枝がカメムシの重さでたわんでいる、といった状態にもなる。 オオキンカメムシは、集団越冬をすることで知られている。紀伊半島南部の江須崎では、冬になるとオオキンカメムシがあつまり、低木の葉裏に多数の個体が集まっているのを見ることができる。アカギカメムシの集団も集団越冬であるともいわれる。
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