信用買い
別名:空買い、カラ買い
証券会社からお金を借りて、市場を通じて株式を買う取引のこと。空買いともいう。
信用買いは、将来株価が上昇すると予想した場合に行う取引で、一定期間中に売り払わなければならない。例えば、1株500円の株式を信用買いして、550円に値上がりした時に売り払った場合、1株につき50円の利益が発生する。一方、450円に値下がりした時に売り払うと50円の損失が発生する。
信用買いでは資金の3倍までの株式の取引ができるというメリットがある。その反面、借りたお金に対する金利を支払わなければならない。
なお、信用買いに対して、証券会社から株券を借りて売却する取引を信用売りという。
信用買い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/13 10:18 UTC 版)
信用買いを行う際の大まかな流れは以下のとおりである。 投資家は証券会社よりその資金を借り入れて株式を買い付ける。 買い付けた株式は証券会社が保管する。 定められた期日内にこの株式の売り付け又は、代金を支払い現物で引き取ることを行う。 買い付け時と売り付け時の代金の差額を受け取る、または支払う。 株式買い付け時より株価が上昇すれば、上限なく利益となる。 株価が下がり倒産等により無価値となった場合、損失は最大となる。 信用取引で売買した株式は名義の書き換えを行うことはできず、配当金および株主優待を受け取ることもできない。投資家は証券会社に対して売買の手数料のほか、借り入れた資金の金利分を支払う。 現物で株式を買い、それを担保に同株式を信用取引で買うことを信用2階建て、借入した金銭で現物で株式を買い、それを担保に同株式を信用取引で買うことを信用3階建てと言う。ただし株価が下げた場合は通常の信用取引よりも多大な追証や損失が発生する。 なお、「空買い」の呼称もあるが、一般的ではない。
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