信仰と著作
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 16:45 UTC 版)
幼少の頃はアイルランド国教会に基づくキリスト教を信仰していた。14歳の時に無神論に転じ、神話やオカルトに興味を持ち始める。その後様々な書物や大学時代の友人の影響を受け、31歳で同じ聖公会系のイングランド国教会の下で再びキリスト教信仰を始めた。『奇跡』(Miracles, 1947)『悪魔の手紙』『キリスト教の精髄』『喜びのおとずれ』などの神学書や自叙伝、ラジオ講演などを通じて、信徒伝道者としてキリスト教信仰を伝えている。 著作には詩集、神学論文集などがあるが、特に有名なものは『ナルニア国物語』全7巻である。神学者としても著名で、『ナルニア国物語』にもその片鱗が現れているような新プラトン主義的な見解をラジオの連続講義でも披露。スイスの弁証法神学者カール・バルトから、激しい反撥を受けた。1957年には『さいごの戦い』でカーネギー賞を受賞している。 米国聖公会では聖人に叙せられており、命日である11月22日が祝聖日とされている。
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