作家・思想家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 18:54 UTC 版)
「トリスタンとイゾルデ (楽劇)」の記事における「作家・思想家」の解説
ノヴァーリス ドイツ・ロマン派の詩人。長詩『夜の賛歌』(1800年)は本作第2幕の愛の二重唱の内容と近く、ワーグナーに影響を与えたと考えられている。 アルトゥル・ショーペンハウアー ドイツの哲学者。ショーペンハウアーの厭世思想はトリスタンの死のイメージと結びついていると考えられている。 フリードリヒ・ニーチェ ドイツの哲学者。ワーグナーの音楽に心酔し、交流を持った。その後ワーグナーと決別し、ワーグナー没後の1888年、『トリスタンとイゾルデ』について以下のように述べている。 「トリスタンのピアノ編曲が生まれた瞬間から、―おみごと! フォン・ビューロー殿!―私はワグネリアンになっていた。(中略)しかし私は今でも、<トリスタン>と肩を比べることができるほど危険な魅力に満ち、無限の戦慄と甘美を併せ持つような作品を求めている。」 トーマス・マン ドイツの作家。ワーグナー作品に大きな影響を受け、小説『トリスタン』(1903年)をはじめ、ワーグナーに関わる多くの著作・評論を残している。
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