作家への転向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/21 03:11 UTC 版)
結婚後、CBCを退職し作家に転向する。当初は歴史小説を書いていたが書き上げることができず、ジャンルをミステリに変更した。処女作『スリー・パインズ村の不思議な事件』(原題:Still Life )は、英国推理作家協会のデビュー・ダガー賞は800作のエントリーの中から惜しくも第2位になったが、ニュー・ブラッド・ダガー賞(イギリス)、アーサー・エリス賞(カナダ)のほか、アメリカのディリス賞、アンソニー賞、バリー賞などを受賞した。これまでに出版された6作で、主だったミステリの賞に次々とノミネートされ、ほとんどの作品で受賞を果たしている。 ケベック州警察(Sûreté du Québec )殺人課のガマシュ警部が登場する作品群はケベック州を舞台としているが、不可解な理由での殺人、牧歌的な田舎の風景、容疑者の多さ、レッドヘリング、ラスト数ページでのドラマティックな解決など、クリスティのようなイギリス風のフーダニットになっている。 2009年には、カナダの推理作家を奨励する新しい賞、the Unhanged Arthur for Best Unpublished First Novel の立ち上げに協力した。 現在は、モントリオール南部のノウルトン村に夫と暮らしている。
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