たいない‐ひばく【体内被×曝】
読み方:たいないひばく
⇒内部被曝
体内被曝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/20 05:15 UTC 版)
「ストロンチウムの同位体」の記事における「体内被曝」の解説
ストロンチウムはカルシウムと化学的性質が類似するため、動物体内では摂取されると一部は排泄されるものの大部分が骨に取り込まれて体内で90Srおよびその娘核種の90Yがβ線を放出し続ける。崩壊時にγ線は殆ど放出しないが、90Yの崩壊においては極一部、90Zrの励起状態の核種である1.761 MeV順位(スピン0+, 0.01%)および2.186 MeV順位(スピン2+, 1.4×10-6%)への崩壊に進む。また半減期が比較的長いため放射線を長期間に亘って出し続けることになる。特に内部被曝による骨腫瘍の危険性がある。 アルギン酸と強く結合するため、アルギン酸の摂食により人体への吸収の抑制が可能である。
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