伝染病の病死者の埋葬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/10 06:15 UTC 版)
「ハート島 (ニューヨーク州)」の記事における「伝染病の病死者の埋葬」の解説
1980年代には、エイズで亡くなった人々がハート島でそれぞれ個別に埋葬されていた。最初のエイズによる死亡者の遺体は、死体袋に入れて運ばれ、防護服を着た受刑者によって埋葬された。その後、遺体からはHIVが拡散されないことが判明すると、市はエイズによる死亡者を集団埋葬するようになった。 2008年、インフルエンザのパンデミックに備えて、ハート島が一時的な埋葬場所に指定され、最大2万人の遺体を埋葬することができるようになった。 2020年の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の大流行の際、遺体収容所の容量を超えた場合の、COVID-19による死者のための一時的な埋葬場所としてハート島が指定された。これは、市内の公園をそのような目的に使用する代わりに選択されたものである。市内の自宅における死亡者は大幅に増加していたが、それらの遺体はCOVID-19の検査を受けていない。集団埋葬の準備は2020年3月末から始まった。その翌月の初め、ロイター通信は、集団埋葬のための受刑者の労働力を代替するために民間の業者が雇われ、埋葬が始まったと報じた。作業はライカーズ島の受刑者が行っている。
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