会社の発足から解散
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/20 14:46 UTC 版)
1898年、富山市内の起業家らが、前述の軌道開設特許に注目して下山石灰株式会社を設立。本社は東文殊村で、資本金は5万円。会社は有志より特許を譲り受け、第一期工事として中地山-東文殊村間で軌道建設に着手した。1900年6月から1路線で貨物営業を開始、1901年3月には社名を新川軌道に変更したが、このころから景気が後退局面となるとともに近隣に有力な石灰生産地(新潟県青海町(現糸魚川市))も現れ、一帯の石灰生産量と軌道の輸送量は次第に縮小傾向になった。会社の経営は逼迫し、経営改善策として路線の半分以上の区間で軌条撤去を打ち出したが成果に結びつかず、1909年1月には会社の解散登記が行われた。
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