伊藤千尋(ジャーナリスト)とは? わかりやすく解説

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伊藤千尋 (ジャーナリスト)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/22 09:08 UTC 版)

伊藤 千尋(いとう ちひろ、1949年9月15日 - )は、日本ジャーナリスト

来歴

山口県下関市生まれ。山口県立下関西高等学校を経て、1973年東京大学法学部卒業。大学4年の夏休み朝日新聞社から内定を得るが、産経新聞社が進めていた冒険企画に応募。スペイン語ルーマニア語の知識があったことから「東大ジプシー調査探検隊」(顧問・直野敦)を結成して東欧に飛ぶ。東欧では「日本のジプシー」を名乗り、現地のジプシーと交わって暮らし、日本初のジプシー語辞書を作り、帰国後は新聞にルポを連載した。

ジプシー調査でジャーナリズムの醍醐味を知り、1974年、再度入社試験を受けて朝日新聞社に入社。長崎支局、筑紫支局、西部本社社会部、東京本社外報部を経て1984年から1987年までサンパウロ支局長。日本に帰国してから社会部に入り、『AERA』編集部員の後、1991年から1993年までバルセロナ支局長。その後、川崎 支局長、フォーラム事務局幹事。2001年ロサンゼルス支局長。『論座』編集部を経て『be』編集部員。2009年定年を迎えるが再雇用で『be』編集部に勤務し続ける。「コスタリカ平和の会」共同代表。

人物

  • ジプシーを扱った映画『ガッジョ・ディーロ』ではジプシー語の翻訳を担当。
  • 1993年9月以後、東京都狛江市で毎月1回のトークショー「奇聞総解」(きぶんそうかい)を開いている。

著作

  • 伊藤千尋『フジモリの悲劇―日本人が問われるもの』(三五館、1997年)ISBN 4883201279
  • 伊藤千尋『燃える中南米―特派員報告』(岩波新書、1998年)ISBN 4004300231
  • 伊藤千尋『「ジプシー」の幌馬車を追った―気ままな探検隊が見た自由を生きる東欧の民』(大村書店、1999年)ISBN 4756330029
  • 伊藤千尋『たたかう新聞 「ハンギョレ」の12年』〈岩波ブックレット No.526〉(岩波書店、2001年)ISBN 400009226X
  • 伊藤千尋『人々の声が世界を変えた!―特派員が見た「紛争から平和へ」』(大村書店、2002年)ISBN 4756330177
  • 伊藤千尋『反米大陸 ―中南米がアメリカにつきつけるNO!』(集英社新書、2007年)ISBN 4087204200
  • 伊藤千尋『活憲の時代 コスタリカから9条へ』(シネフロント社、2008年)ISBN 4915576205
  • 伊藤千尋『世界一周 元気な市民力』(大月書店、2009年)ISBN 4272408038
  • 伊藤千尋『ゲバラの夢、熱き中南米―君の星は輝いているか〈Part2〉』(シネフロント社、2009年)ISBN 4915576221
  • 伊藤千尋『一人の声が世界を変えた!』(新日本出版社、2010年) ISBN 4406053026
  • 伊藤千尋『変革の時代 理想は実現できる!』(シネフロント社、2010年)ISBN 4915576248
  • 伊藤千尋『辺境を旅ゆけば日本が見えた』(新日本出版社、2012年)ISBN 4406055606
  • 伊藤千尋『地球を活かすー市民が創る自然エネルギー』(シネフロント社、2011年)ISBN 4915576256
  • 伊藤千尋『観光コースでないベトナム―歴史・戦争・民族を知る旅』(高文研、2011年)ISBN 4874984576
  • 伊藤千尋『キューバ 超大国を屈服させたラテンの魂!』(高文研、2016年)ISBN 4874985866

出典

  • 『「ジプシー」の幌馬車を追った』著者略歴

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