伊能 政治
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 04:26 UTC 版)
岸田組若頭→岸田組組長→光和会本部長→光和会会長。自らが岸田組組長になるべく組長の岸田を刺殺し、本来の後継者だった本郷にその罪を着せた。これにより岸田組組長に任命される。のちに会長の大門も謀殺して光和会会長になる。国立大学卒業という異色の経歴の持ち主であり、その知性と頭の回転の良さを生かして頭角をあらわしていく。前述の知的な一面に加え悪魔のような狡猾さを持ち、自らの障害となるものは容赦なく排除したり、用済みや役立たずと判断した人物は誰であれ容赦なく"始末する"など冷酷無比な人物でもある。昔ながらの極道の規範の1つである「カタギに迷惑をかけない」という理念を真っ向から否定しており、目的のためならカタギを巻き込んだり殺害することも厭わない。また自らの利益にならないと判断した人物を突然射殺するという残忍さも持ち合わせており、これらのことから光和会の組員たちから畏怖される存在となる。その恐ろしさは山城組組長の西条ですら、「サソリ」と喩えたほど。京本には「あんたはいつも策略ばかりめぐらせていて、あまり気に入らなかった」と言われており、本郷と比べて他の組員からの信頼や信用は薄い傾向もうかがえ、岸田もこの点を考慮して、本郷に跡目を継がせたかったものと思われる。知謀だけではなく度胸と腕っ節も強く、自ら暴力を振るって脅すシーンも少なからずあったり、パンチで車窓を割って十津川組の若頭を引き摺り出した上に放り投げたこともある。また、"関西人ではない"伊能に対し反発感を抱く光和会の人間も多かった模様。最後は本郷との直接対決で死亡する。
※この「伊能 政治」の解説は、「修羅がゆく」の解説の一部です。
「伊能 政治」を含む「修羅がゆく」の記事については、「修羅がゆく」の概要を参照ください。
- 伊能 政治のページへのリンク