伊勢崎銘仙とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 服飾 > 衣類 > 銘仙 > 伊勢崎銘仙の意味・解説 

いせさき‐めいせん【×勢崎銘仙】

読み方:いせさきめいせん

伊勢崎地方から産出する銘仙。絣(かすり)模様実用品が多い。


伊勢崎絣

(伊勢崎銘仙 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/21 10:10 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
画像提供依頼:実物の画像提供をお願いします。2019年9月
伊勢崎絣を着た女性

伊勢崎絣(いせさきかすり)とは、群馬県伊勢崎市とその周辺地域で製造されている。「伊勢崎銘仙」とも呼ばれている。

概要

伊勢崎絣は「太織」という残り物の繭から引き出した生糸を用いた織物で、本来は農家が自家用に生産していたものであった。江戸時代中期にその基礎が築かれ、丈夫かつお洒落な縞模様が次第に庶民の間で人気を博し、伊勢崎周辺はもとより遠くは江戸大阪京都へも出荷されるようになった。明治に入ると近代的な染色、織物技術が海外から導入され、絣に用いられる糸も手で紡いだ手紡ぎ糸から機械生産による撚糸へと変わり、生産性も大幅に向上した。乃木希典学習院長が伊勢崎絣を高く評価、学習院の学校着に用いられるなど、明治末から昭和初期にかけて伊勢崎絣は「銘仙」と呼ばれるまでに成長を遂げた。その後、急速な洋装化や戦後日本における繊維産業の斜陽化に伴い生産量は激減したが、1975年には国から伝統的工芸品の指定を受け、ネクタイテーブルクロスのれん等、反物以外の製品に製造技術を応用し、再び注目を集めることとなった。そのような試行錯誤を続け、伊勢崎絣の伝統を絶やさない努力が現在に至るまで続けられている。

参考資料

  • 「さよなら伊勢崎特別市勢要覧 保存版」 2004年 伊勢崎市刊

関連項目


伊勢崎銘仙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 00:49 UTC 版)

銘仙」の記事における「伊勢崎銘仙」の解説

伊勢崎銘仙は、併用絣技法用いた鮮やかな多色遣いによる手の込んだ柄が代表的1950年代には、一反中に24色の糸を使用したものもあった。 五大産地の中では最大生産量をもち、銘仙の中では高価な部類に入る。1975年伝統的工芸品指定されている。

※この「伊勢崎銘仙」の解説は、「銘仙」の解説の一部です。
「伊勢崎銘仙」を含む「銘仙」の記事については、「銘仙」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「伊勢崎銘仙」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



伊勢崎銘仙と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「伊勢崎銘仙」の関連用語

伊勢崎銘仙のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



伊勢崎銘仙のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの伊勢崎絣 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの銘仙 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS