企業向けレンタル業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/05 03:18 UTC 版)
事務機器や設備といったものを比較的長い一定期間貸し出すリース以外にも、一時的に企業に様々な機材などを貸し出すレンタル業も存在する。 例えば飲食店向けにはおしぼり(平均約25回ほど再使用される)がレンタルされており、企業がプレゼンテーションやイベントを行う際の機材、あるいは出張におけるレンタカーの利用など、様々な分野で一時的に貸し出された道具類が利用される。 広義には箱物などの形で方々に建設された貸しホールや多目的商業施設(→多目的ホール)も一種のレンタルであり、これら多目的ホールを渡り歩く無店舗業態の企業も存在する。 ことプレゼンテーションやイベント用の機材におけるレンタル業は多岐に渡り、映像機器や音響機器の専門業者には日本において日本映像機材レンタル協会(JVR)という業界団体があるほか、照明機器専門業者や什器類・舞台やブース設備などといったものに対応する業態も見られ、イベントプロモーターといった専門業者が施設の予約を含め、これらを取りまとめて手配することもある。 建設現場や不動産販売には、仮設の事務所が建設されて、有期的なオフィスが準備される。購入してしまうと経費処理や後始末にコストがかかることから、FF&E(furniture 家具, fixtures 什器 and equipment 備品)をレンタルされることが多い。 中にはロボットの貸し出しもみられるが、これはそれらロボットのメーカーと企業が直接的に交渉する場合もある。日本国内ではASIMOやLAND WALKER、テムザックの警備用ロボット「T63 Artemis」などのレンタルやリースが行われている。 国内レンタル市場の5~6割は建設機械レンタルが占めている。
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