仮想端末とは? わかりやすく解説

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端末エミュレータ

(仮想端末 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/10 13:43 UTC 版)

端末エミュレータ(たんまつエミュレータ、: terminal emulator)とは、端末エミュレーションを行うソフトウェアで、専用端末の代わりに使えるソフトウェアである。英語をそのままカタカナにしてターミナルエミュレータとも表記する。ターミナルソフト: terminal software)やターミナルアプリケーション: terminal applicationともいう。


  1. ^ [1]
  2. ^ Linuxのメジャーな版(ディストリビューション)であるUbuntuでも単に「terminal ターミナル」ということが多い。理屈の上ではターミナル画面を「ターミナル」と略してしまうと、ターミナル(端末)そのものとターミナル画面の区別がつかなくなってしまうが、近年では、どうせ大型コンピュータの物理的な専用端末の実物などというもの(ほぼ歴史的な遺物になってしまったもの)に触れそれを会話内で呼ぶ必要がある人は(英語圏であれ、日本であれ)ほぼいないわけであるし、いちいち「terminal window」と言っていては長ったらしくて不便でしょうがないので、「terminal」で済ませるのが妥当だと判断されているのである。ITの世界は効率重視なので、「コンピューター」ではなく「コンピュータ」と言うなど、できるだけ短く、1文字でも短く表現するのが基本となっている。その結果、ついには「エミュレータ」を省いてしまうことも一般的になってきている。
  3. ^ なお1990年代までは、一部に「端末模倣プログラム」と言う人もいたが、これは現在ではほぼ使われない。いわゆる死語である。
  4. ^ ソフトウェアの開発者がソースコードをコンパイルする場合も、その結果得られたオブジェクトコードを実行させる場合もターミナル画面でコマンドを入力する。昔、大型コンピュータのファイル操作をしたりそのソフトウェアの開発する場合も、たとえ通信経由でなくても、たとえば大型コンピュータが設置してあるコンピュータ・ルーム(計算機室)内で行う場合でも、結局、専用端末を操作したように、現代のソフトウェア開発者たちも、自分のパーソナルコンピュータでファイル操作やソフトウェア開発を行う時にはターミナル画面を開いてさまざまな操作を行っている。
  5. ^ LinuxのメジャーなディストリビューションのUbuntuで動作するものは「GNOME 端末」である。


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