仮想コンソールとは? わかりやすく解説

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仮想コンソール

読み方かそうコンソール
【英】virtual console

仮想コンソールとは、キー操作によって、コンピューター操作する装置コンソール)の制御画面切り替え複数の処理を行なえるようにする機能のことである。UNIX系OS多く機能として備わっている複数ユーザー交互に扱うことも可能となる。


仮想コンソール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/06 08:12 UTC 版)

Knoppix のブートメッセージを表示している仮想コンソール

仮想コンソール(かそうコンソール、virtual console)とは、コンピュータユーザインタフェースにおいて、キーボードとディスプレイの概念的な組み合わせである。UnixWareLinuxBSDなどいくつかのオペレーティングシステム (OS) の機能であり、コンピュータのシステムコンソールは独立した複数の仮想コンソールを切り替えることができる。仮想コンソールは1980年代XenixコンカレントCP/Mには存在した[1]

通常、Linuxの場合、最初の6つの仮想コンソール (/dev/tty1〜/dev/tty6) がUnixシェルへのログインプロンプトが表示されたテキストターミナルである。X Window Systemは7番目から始まる(/dev/tty7〜/dev/tty63)。Linuxにおいて、Alt + ファンクションキー(F1など)で切り替えることができる。Alt + 左カーソルキーで前の仮想コンソールに移動し、Alt + 右カーソルキーで次の仮想コンソールへ移動できる。X Window Systemからの切り替えは、Ctrl + Alt + ファンクションキーで行える。(ただし、これらのキーの組み合わせは設定で変更可能)

ほとんどのアプリケーションがX Window Systemなどのグラフィカルフレームワーク上で動き、それぞれのプログラムがウィンドウを持っていて、テキストモードのアプリケーションは端末エミュレータのウィンドウで動く現在、仮想コンソールの必要性は減っている。ユーザの簡易切り替え (fast user switching) や異なるXサーバーでのXアプリのデバッグなど、複数のX Window Systemのログインセッションが同時に並行して動く必要がある場合、通常はそれぞれのXセッションは異なる仮想コンソールで動く。GNU Screenは一つのテキストログインの中で、複数のテキストモードのアプリケーションを動かし、それらを切り替えられるようにするプログラムである。

参照

  1. ^ Trusted path mechanism for virtual terminal environments”. FreePatentsOnline.com. 2008年4月9日閲覧。
    米国特許4945468はXenixをこの分野の先駆者としている

関連項目


仮想コンソール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/11 07:51 UTC 版)

コンソール」の記事における「仮想コンソール」の解説

Unix系OSでは複数コンソール(端末エミュレータ)をキーボード切り替えることで仮想的同時に走らせることが出来同時に複数の処理を行うことが出来る。これを仮想コンソールと呼ぶ。一般的なUnix系OSではデフォルト6つの仮想コンソールを持つことが出来る。

※この「仮想コンソール」の解説は、「コンソール」の解説の一部です。
「仮想コンソール」を含む「コンソール」の記事については、「コンソール」の概要を参照ください。

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