代表的な未接触部族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 23:56 UTC 版)
マシコ・ピロ族 ペルーのマヌー国立公園に数百人いるといわれている。未接触部族ではあるが、周辺のイネ族などの先住民たちと共通の言語を持っており、コミュニケーションを取ることは可能。周囲の村に移り住んでいるマシコ・ピロ出身者もいる。また、ペルー政府職員が接触するルートもある。 センチネル族 アンダマン諸島の北センチネル島に住む部族。人口は50ないし400程度と考えられている。島民は排他意識が非常に強く、2004年のスマトラ島沖地震には救援物資輸送のヘリコプターが矢で攻撃された。2006年には島に漂着したインド人2名が殺害され、遺体の回収に向かったヘリコプターまでも攻撃を受けたため、現在も回収に至っていない。インド政府およびアンダマン・ニコバル諸島当局は、この島は「治外法権」だと考え、今後とも干渉しない方針である。 2018年11月には、地元漁師を雇った米国人宣教師が接触を試みて、矢を射られて退却したが、11月16日に再び北センチネル島に接近し、漁師たちに「船には戻らない」と告げて島に上陸した。翌朝、漁師たちは先住民が宣教師の遺体を引きずって運び、海岸に埋めるところを目撃しており、島に接近するのを手引きした罪で7人の漁師がインド当局に逮捕された。
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