他の集積物・集積法・集積地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/23 05:25 UTC 版)
「南極隕石」の記事における「他の集積物・集積法・集積地」の解説
日本の南極観測隊は1997年、約60トンの氷を溶かし、中にあった数千個の宇宙塵を採集した。。これは宇宙塵も隕石と同じ様に、地球へ常時降り注いで南極の氷に閉じ込められることを利用した採集方法である。。 南極隕石氷河運搬集積モデル以外にも、風上側が高くなっている氷丘の麓に平坦な裸氷帯が広がっていると、数日で新たな南極隕石が現れることがある。このような隕石は風上から強風で転がってきたと考えられる。この機構によって集積する隕石もある。なお南極では隕石シャワーが落ちてこない、ということはない。それどころか、隕石シャワーが降り注いだ時の隕石の破片の位置を保存したかのように、同種の隕石が纏まっていることすらある。 南極以外の地域でもグリーンランドのように、南極同様の氷河構造を持っていれば隕石が集積されている可能性がある。 1990年代に入って北アフリカの砂漠でも1万個以上の隕石が見つかっている。これは南極隕石採集で得られたことがらを隕石採集へフィードバックした結果である。南極のような運搬集積モデルはないものの、風化のスピードが遅いことは砂漠でも同じである。
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