井端家関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 06:43 UTC 版)
井端進作(いばたしんさく) 長崎奉行配下で、 シーボルトの護衛を担当した。シーボルトに師事したくて長崎に来たものの、つてがなくて途方に暮れていた千鶴をシーボルトに紹介してくれた恩人。 千鶴が江戸に戻って間もなく、突然その死を知らされる。そこには深い事情があったのだが、家族にも死の真相は知らされず、ただお役目上の失態の責任を取って自害したと説明され、家禄を召し上げられることとなる。 井端妙(いばたたえ) 進作の妻。進作の自害と、その後の心労から、体を壊した。 井端進一郎(いばたしんいちろう) 進作の長男。実は、進作の友人の子で、両親を亡くした後、進作が引き取った。進作も妙も実子である進介と変わらず慈しんだだけに、父の死には大いにショックを受けて家を飛び出した。真相が分からないため、父を死に追いやった敵として、シーボルトを逆恨みする。 家禄回復後は、蝦夷地開拓団に加わった。 井端進介(いばたしんすけ) 進作の次男。父に似て学問好きであり、蛮書和解御用の局に小間使いとして働きながら、通詞(通訳)の勉強をしていた。シーボルトとの面会後、天文方に勤務することとなる。 井端作之丞(いばたさくのじょう) 進作の兄。禄高二百俵の御書院御番衆。進作の死後、遺族を屋敷に引き取ったが、厄介に思っている。 お加代(おかよ) 米沢町にある茶飯屋「俵屋」で働く娘。進介が自害するまで、お加代の母親が井端家の女中だったため、家出した進一郎が頼った。 貝塚伊勢守勝孝(かいづかいせのかみかつたか) 進作が仕えた長崎奉行。進作の死の真相を闇に葬ろうとした張本人。 平岡永四郎 貝塚伊勢守を江戸大川橋で襲撃して失敗し、負傷したところを、お道が治療した。彼が握っている証拠が、貝塚の不正を暴き、ひいては井端家の家禄回復につながった。
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