井上羽城
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/01/04 09:23 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動井上 羽城（いのうえ うじょう、1871年3月29日〈明治4年2月9日〉 - 1947年〈昭和22年〉9月30日）は、福井県出身の歌人、新聞記者。本名は井上一[1]。
生涯
1897年（明治30年）、27歳の時に徳島新報の記者として徳島県へ移り住む。その後、徳島新報紙上に「阿波文壇」を新設した。
新聞記者の傍ら、自ら小説、新体詩、短歌、俳句等を発表した。しかし、1945年（昭和20年）に徳島市を襲った徳島大空襲により、羽城の書物や記録を失うことになる。空襲の焼け跡に建てた仮屋を「蒼竜庵」と名付け、1947年（昭和22年）9月30日に77歳で亡くなるまで、そこで日記を書き続けたという。
著作
- 『料理と作法』井上一、1911年8月。全国書誌番号:40069275。
- 『徳島案内』黒崎精寿堂等、1913年2月。全国書誌番号: 43014648。 NCID BA75858512。
- 『三宅憲章翁』島正太郎、1920年12月。全国書誌番号: 43000434。 NCID BB2945469X。
- 『双寿帖』井上一、1927年。全国書誌番号: 44041205。
- 『宜南峰 自選詩歌句集』羽城井上一先生還暦祝賀会、1932年6月。全国書誌番号: 44008254。
- 『志摩利右衛門』大政翼賛会徳島県支部〈翼賛叢書 第7篇〉、1944年3月。全国書誌番号: 44030002。
- 『蒼龍窟日記 井上羽城遺稿集』井上羽城先生彰徳会、1962年7月。全国書誌番号: 77012839。 NCID BA52051777。
脚注
- ^ “井上, 羽城, 1871-1947”. Web NDL Authorities. 国立国会図書館 (1979年4月1日). 2022年1月4日閲覧。
関連項目
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