五次方程式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 01:43 UTC 版)
楕円モジュラー関数を用いた解の公式は複雑なため、概略にとどめる。チルンハウス変換(英語版)により、五次方程式は x5 − x − A = 0 と変形される(五次方程式の一般形)。一方、楕円関数の 5 次の変換により得られるモジュラスの 4 乗根は、モジュラー方程式と呼ばれる六次方程式となる。この方程式は、チルンハウス変換により y5 + y − B = 0 の形に変形される(B は楕円関数の種数の 4 乗根の代数的表現となる)。すなわち、五次方程式の一般形とモジュラー方程式の係数同士の比較は、四次方程式となる。一方モジュラー方程式の解は、楕円関数の 2 つの周期比の指数関数を用いた無限級数(楕円モジュラー関数)で現されるため、楕円モジュラー関数により 五次方程式の公式が得られる。
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