五仏の法則
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 09:51 UTC 版)
1994年(平成6年)3月27日の杉並道場説教によれば、オウム真理教におけるタントラヴァジラヤーナの教義には、「五仏の法則」と呼ばれるものがあった。 ラトナサンバヴァの法則 - 財産は死ぬと持っていけないので善と徳の為に使用するなら盗んで良い。 アクショーブヤの法則 - 真理に反する者は殺して良い。輪廻の真実と肉体の苦痛のどちらを重視するかでしかない。 アミターバの法則 - 真理に反する者の妻は奪っても良い。 アモーガシッディの法則 - 目的のためには手段を選ばない。 ヴァイローチャナの法則 - 麻原が明かさなかったため詳細不明。 麻原は空海の真言宗でも同じことを言っているとした。真言宗の経典の一つである金剛頂経は仏教学的分類においてはタントラ密教経典に分類される。金剛頂経は全十八会からなり、その内初会「真実摂経」のみが日本に伝わっているが、ニ会以降の内容では後期密教との過渡期の内容に踏み込み、上記の五仏の法則に近いと言える内容も実際に存在する。
※この「五仏の法則」の解説は、「金剛乗」の解説の一部です。
「五仏の法則」を含む「金剛乗」の記事については、「金剛乗」の概要を参照ください。
- 五仏の法則のページへのリンク